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グリグリの科学 2.0

以前にグリグリの科学を書いてからはや5年!
月日が経つのは早いものですね〜 シミジミ
時代はグリグリ2になりやりかたも随分かわったのでおさらい。
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まず、当たり前ですが説明書を読みましょう(笑)
ここに書いてあることはそれ以上の部分についてです。
またここの情報を元に事故が起きたとしても責任は持ちません。

オウンリスクでお願いしますよ〜


・ホームボジション
みんなビレイをするときにどういう体制を取ってますか?
右手は何処にあって左手は何処にあって・・・

通常状態の時にどういう体制でいるとビレイに必要な処理が
スムーズに行えるかを考えてホームポジションを決めましょう。

私の場合は下記のとおりです。
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まず右手ですが中指〜小指メインでロープを握りつつ
人差し指はグリグリの出っ張りの下を支えます。

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その状態で親指をカムの上に置いておく。
これが私の右手のホームポジションです。

PETZLの説明書に有る繰り出しの右手と同じですね。

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左手は普通にクライマー側のロープを握って全体図はこんな感じ。
ポイントはグリグリが下にぶら下がるような状態であるってことです。
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この状態からだと繰り出しもワンアクション
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手繰り上げもワンアクションでこなせます。

そしてクライマーがフォールした時は右手を握りこんで
余裕があれば一手繰りしてあげると落下距離が短くすみますね♪

この方法を採用するだけでグリグリのビレイが凄くやりやすくなるからオススメです♪



・グリグリを下にぶら下げる意味

これもちゃんと意味があります。


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グリグリが下の状態ではロープの出口は赤矢印になります。
逆に上に来た時は黄色矢印です。
この距離はハーネスやカラビナにも寄りますが15cmくらいでしょうか?

グリグリにかぎらずビレイにおける繰り出しは
左手のスタート位置から伸ばしきるまでの長さが1ストロークになります。

なので左手は下にあったほうが一度のストロークが長くなるので
繰り出しが素早くできることになります。

その時に右手はグリグリを押し下げているのですが、
ストロークが足りなかった場合でも押し下げ分の15cmを
引かれるに任せて繰り出すことが出来ます。

片手で15cm以上リーチ差がある人って少ないでしょ?
リーチが短くて繰り出しに苦労している人でも
グリグリを使うと15cmくらいは差を埋めてくれるんです! あ〜素敵♪

ちなみに突然ロープをひかれた時、
---例えばロープが足とかに絡まないように捌こうとした時とか---
そんなときにも15cmの余裕があれば対応がかなり楽になります。



・ロアーダウン

説明書には左手レバーを引ききって
右手でスピードをコントロールするように書いてます。
本当は説明書のの通りやれば全く問題ないんだけど
左手のレバーだけでコントロールするとがくがくしますw

確かにせっかくグリグリ使ってるからレバーを緩めてカムを使いたい気持ちもわかりますw
実際私も使っているのですがそこにはちょっとしたコツが。

実はグリグリ2のカムは弱い制動〜強い制動の2段階にわかれています。
私はこの弱い制動をかけながら細かい部分は右手でコントロールしています。

弱い制動が効くレバー位置は使い慣れてくると何となく分かります。
それまではちょっと多めにレバーを引いておくとガクガクしないで良いですよね♪


・使うカラビナについて

グリグリで使う安環は角が鋭角なD型を使用すると
メジャーアクシスの位置でカラビナが安定するのでお勧めです。
当然だけどゲートはロープが干渉しない左側でね!

因みに男性は小さいカラビナがオススメです。 
理由? それは・・・


おわり



by kunkung | 2015-06-09 22:22 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(0)

グリグリ2帰宅♪

リコールに出していたグリグリ2が帰ってきました。
思ったよりも早く帰ってきましたね〜♪

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同梱品にはステッカーが2枚とカタログと詫び状(?)が。

日本で正規品を買った私のは勿論
アメリカで買ってきてもらったlimacのグリグリ2も問題なく
返品交換してくれました、アルテリアやりますね v(^^)

個人輸入した人も安心して発送して大丈夫そうですw

帰ってきたグリグリ2には改良品のマークなのか
グリーンのシールが貼られてました。
カッコ悪いので速攻剥がしたけどw

リコールの流れ
2011.6.20 リコール発表@フランス 
2011.6.21 リコール発表@日本
2011.6.22 アルテリアにメール 交換品届いたら連絡ちょうだい♪
2011.6.22 アルテリアからメール しばらく待ってね!
2011.7.05 アルテリアからメール 交換品OKだよ〜
2011.7.06 グリグリ2発送 7.07到着予定
2011.7.09 グリグリ2改良版到着


発送7/6水曜日 → 到着7/9土曜日
グリグリ到着後2営業日で発送とメールにありましたが
到着日を入れて2営業日で発送してくれたようです。

グリグリユーザーはヘビークライマーが多いだろうから
週末にかかるような日程はリコール出しが少なかったのかな?

どちらにしてもアルテリア、いい仕事をしてくれましたね♪
by kunkung | 2011-07-09 22:46 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(6)

GRIGRI 2 リコール

海外版から一日遅れて日本でも発表されたようです。
グリグリ2リコール@アルテリア

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アルテリアのHPより
背景
『グリグリ 2』 のハンドルを最後まで引いた状態でさらに過度の力を加えると、内部が損傷し、ハンドルが開いた状態から戻らなくなる可能性があることが分かりました。

ハンドルが開いたポジションで固定されると、ブレーキアシスト機能が働かなくなります。チューブ型のビレイデバイス等と同じような状態になります。この状態になった 『グリグリ 2』 を使用すると、末端側のロープのコントロールを失ったときに下降が止められなくなるリスクが高くなります。もしハンドルが故障したら直ちに使用を中止してください。


対応方法
お客様に安全に製品を使用していただくことを第一に考え、ペツルは以下の対応を行うことを決定しました。

- 個別番号 11137 以降の全ての 『グリグリ 2』 のハンドルを補強する
- 個別番号 10326 ~ 11136 の全ての 『グリグリ 2』 を回収し、新しい補強された製品と交換する

交換にかかる送料は全てペツルが負担いたします。



ちなみにアルテリアにメールを送ったら
返信にこんなことを書いてきました。

※今回のリコールは、不適切な使用を行った際に起こりうる危険性を未然に防ぐ為のものであり、交換までの間の使用を制限するものでないことを付記させていただきます。


使い続けてもそんなに問題なさそうですねw

だいたい最後までレバーを引いた状態で過度な力を加えると・・・って
基本的にロアーダウン以外でレバーを引くことはないから
衝撃荷重はかからないはずだしどういう状況か想像がつきっません。

実例の7件はどうやってその状況になったのか気になるところですね。

どのくらいの力を過度と行っているのかわかりませんが
壊れたとしてもATCと同じような操作は出来るみたいだから
万が一この状況を再現たとしても
右手さえ放さなければ深刻な状態にはならなそうです。

使い続けるのにそれほど問題は感じませんが
さっさと交換してもらってスッキリとしたいものです。
by kunkung | 2011-06-22 23:58 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(2)

GriGri2その後

日記がやっと現実に追いついてきたアイロン日記へようこそ。
今回はグリグリ2を買って小川で使い倒してきたので
そのレポートですよ〜

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パッケージから外すのがすごく大変だったんだけど
なんか楽な外し方あったのかな? 
埒があかないからペンチでプラスティックパーツ壊しましたw

基本的な部分はここを参照してもらって
ここで書くのはそれ以外のところがメインですよ〜

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今回のグリグリデビューは何故かマルチピッチから。
実は二人とも一度もフォールしてないから
感じたのは小ささ&軽さのメリットだけでしたw

でもマルチに行くときには重要なポイントだから
小さく軽くなったのはとてもいいことですよね〜

マルチで感じた欠点はロープを通すときに
カラビナから外して完全にフリーになるところ。
もし手が滑ったらそのまま取り付きまで落ちていきそうです・・・

せっかくマルチでも使いたいと思うサイズになったんだから
細引きとかが入るような穴が開いてればいいのにな〜

懸垂でも使ってみたけどこっちは旧グリグリと使用感はそれほどかわらず。
Climbworksさんは使いやすくなったと教えてくれたのですが、
これは途中でとまったり作業したりする場合の話なのかな???

そして通常のビレイ、前回の日記のとおり
とても使いやすくなっていますがさらに発見が!
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新しいグリグリ2はATCと同じように
普通に上からロープを入れるとそのまま繰り出せちゃいます。
特に細いロープだと引っかかる気配すら見せず
ATCと同じようなか感覚で繰り出せました!

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そして写真のように右手側のロープが下にある場合に
素早く繰り出した場合はロックします。

このあたりの操作がATCと共通になるのは嬉しい限りですね♪
これからグリグリ2に移行する人にも朗報でしょう。

ちなみに私がこの方法でテストした限りでは下記の通り。

B社10mm ほぼ新品 かなり素早く繰り出してもロックせず
M社10mm ボロ   普通に繰り出せるけど素早く繰りだすとロック
Er社?mm ほぼ新品 かなり素早く繰り出してもロックせず
M社10.2mm 普通  普通に繰り出してもロックすることあり
E社9.9mm 廃棄寸前 素早く繰りだすとたまにロック
M社8.9mm ほぼ新品 ロックの気配もなしw

B=ベアール M=マムート Er=エーデルリッド E=エーデルワイス
右手で上からロープをグリグリ2に押しこむようにした結果です。
書いたのは感覚的なものだしロープの状態も1本1本違うので
参考程度で考えてください。


このデバイスと組み合わせるなら10mm以下が相性良さそうですね。
古くなって太くなるタイプのロープなら9.5mm位がいいんでしょうか?

ちなみに8.9mmのロープはフォール時にATCと同じ程度右手で握れば
問題なくロックしました、ちょっと細いど全く問題なしですね♪


そしてもう一つ改良されていたのがここ!
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旧グリグリのヘビーユーザーならわかると思いますが
使ってると赤矢印のところが削れて刃物みたいに鋭くなるんですよね〜

私はヤスリでエッジを落としてましたが
新しいグリグリは片方が樹脂で出来てるからこんなことはなさそう。
でもこの樹脂の耐久性はどうなんでしょ???

これも長く使ってみないとわからないけど
構造的に強度が必要な部分ではないから
減ってきたらエポキシパテで補修しちゃうのもありかもw


このグリグリ2、カタログに乗らないようた地味なところを
非常に真面目に改良して使いやすいデバイスに仕上がってます。
今からオートロックデバイスを買いたいと思ってる人は
一度これを見てみるといいですよ〜♪
by kunkung | 2011-05-12 21:47 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(0)

初めてのGRIGRI2!

人生思わぬところで思わぬことがあるものですね〜なんて大袈裟ですがw
この前の城ヶ崎でmovitiさんになんと日本発売前のグリグリ2を
お借りできたので色々遊んじゃいましたよ〜♪

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今までのグリグリで何が困っちゃうって、そりゃー
ビレイループにグリグリをぶら下げたまま歩いたりしてると
男性の某所にクリティカルヒットすることがあるんですよね〜

新しいグリグリは小さくて軽くなったから
ぶつかりにくい上にぶつかってもダメージが少ないのか?

なんて借り物でそんなマニアックな実験をできませんよね〜w

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真面目に比較してみましょう、
実物を手に取ると映像で見た以上に小さく感じます。

・繰り出し
グリグリ最大の弱点でしたがこれが非常に良くなってます。
私の繰り出し方法、今はこの日記の通り
右手の親指でレバーを押さえているのですが
グリグリ2ではこのレバーの出っ張りが小さくなっています。
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このレバーサイズの変更が使用感にどう影響するのかが
気になっていたのですが、全く問題なく繰り出しができました。

また旧グリグリでこの方法を使うと
ロープが真横から出て引っかかることがあります。

繰り出しの時にもロープがロアーダウンの時のように
クルっと巻いているとスムーズに繰り出しが出来るんですね〜
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こんな感じでロープが出ると引っかかります。

特に太いロープを使用するとよく起きるのですが
新しいグリグリでは9.6mmの物はもちろん10.2でも
無造作に操作しても理想的なロープ位置になり
気持よく繰り出せました♪

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赤矢印にある微妙な段差が効いているのでしょうか?
親指と右手とロープの入り口の微妙な位置関係なのでしょうか?
私にはわかりません。

まあ理由はわからなくても使いやすくなってれば
文句はないんですけどw

制動
カムの形状が変わってなめらかに止まるようになりました。
逆に言うと流れているということでしょう。

ただしATCのような流れ方ではないので
プロテクションが心配なところでは体を使って
衝撃を吸収するの推奨です。
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10.2mmロープはもちろん9.6mmでも問題なく制動しました。

しつこいようですが右手を離してビレイするのは論外です!
必ず右手を添えてビレイしましょう。

どうしても右手を離す必要があるときは
グランドしない位置で必ずロープを結びましょう。
  ↑
意味が分からない人はやるべからず!


・ロアーダウン
こちらもレバーが小さくなったので使用感が気になっていたのですが
全く問題なくロアーダウン出来ました。

また今までのグリグリのように突然ロックが解除されるのではなく
ロープの滑り出しが少しなめらかになりました。
このあたりもカム形状の改良によるものなんでしょうか?

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あと今までのものよりも理想的な位置にロープが収まりやすい気がします。
このあたりの改良は地味だけど嬉しいですよね〜


これらの改良で安全マージンは格段に増えたと思います!
私はテストさせてもらって購入を決定しましたw

今からオートロックデバイスを買う人は
絶対グリグリ2を待ったほうがいいですよ〜


最後になりましたがmovitiさん買いたてのデバイスを
快く貸していただいてありがとうございました!
by kunkung | 2011-04-07 01:04 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(8)

grigri2

なんか、ここまでグリグリネタを引っ張っておいてなんだけど・・・
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まり。さんの日記で気がついたけどグリグリ2もう出てたんだ〜
ペツルとかyoutubeとかで動画が見れるみたいです。

なかなか可愛らしいじゃないですか。
サイズが小さいとクライマーの落ちる距離が短くなるから良いですね〜

それにしても8.9〜11mmの広い対応幅・・・本当に全部使えるのでしょうか???

ちなみにヨーロッパでは発売もされてるみたい。
値段は69.95ユーロ 最近のレートだと8000円弱か
日本だとプレミアム価格で12000円って所でしょうか・・・(-_-)

対応ロープ 8.9-11mm  9.7-11mm(旧)
重さ    185g     225g(旧)
by kunkung | 2010-10-27 23:57 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(0)

続・グリグリの科学

Slaveなアイロンも明日まで! 今週末は最後の小川に行くぞ!!!
その前に登りに行ってないときのギアねた第2弾ですよ〜

前回に引き続きオウンリスクを理解できる人のみ読んでください。
わたしゃ何の責任も取りませんからね〜

この前書いたグリグリネタに良いコメントが大量に付いておりますが
RSSで読んでる人は見れないんですよね〜 
見たい人はブログページにお越しください、お勧めですよ(笑)

でも一番重要な所だけは本文に掲載させていただきましょう。
climbworksさんさんにコメントしていただいた
右手人差し指でシェルは持たず、
親指だけでカムの持ち上がりを抑える方法。
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文章だけを見た感想はグリグリが安定しないから難しそう・・・と
思ったけど実際にやってみると非常に好印象でした。

右手をロープから放す必要もないし
左手で上手くクライマー側のロープを操作すれば
全く問題なく繰り出しができます!

ただロープが一度ロックしちゃったときに
親指だけでカム解除できるかは不明・・・
これがちゃんとできるようならかなり有望ですね♪

岩場でちゃんとテストしたい物ですね〜
ビレイテストのクライマーは誰が良いかな〜 ( ̄∀ ̄メ)ヒヒヒヒヒ

その他前回書ききれなかったグリグリの豆知識

・ロワーダウン
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説明書には写真のようにロープをくるっと回すと書いてあります。
この方法だとロープもキンクせずに抵抗も適度について
ロアーダウンが非常にしやすいのですが・・・


岩場で見ると真横に出している人も多々います。
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こんな感じでロープを真横からだしてロアーダウンすると
ロープが激しくキンクします。

ATCを使ってる人も同じ原理でロープの入りに対して
曲がった方向で制動をかけるとキンクします。

キンクしたロープは危険だし使いにくいのでやめましょうね〜


・禁断の流し技

グリグリは流せないという噂が多いのですが
実際には左手のロープを強めに握ると流せます。

これは説明書には「ロックが効かなくなるのでNG」とあるのですが
流す=ロックさせないだからある意味正解なんですよね(笑)

太いロープの時には特に有効で
「ガツン」と止まることが無くなって衝撃荷重が減ります。

もちろん右手を放さないことが大前提で
右手の動きから考えると50cm〜1mくらい流れるようです(たぶんね)

当然ですがこの技術は手袋の使用を前提としています。

この方法は書くかどうか悩んだんだけど
安全か危険かをそれぞれ読んだ人が判断して
実際に行うか決めればよいかと思って書きました。

ビレイポイントに安全に動けるスペースがあるならば
体を浮かせたり移動してショックを吸収する方が確実です。

これらの判断に不安がある人は使うべき技術ではありません。


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アイロンの本音

グリグリのメリットって言うと
心臓発作や落石みたいにやばい物から
チョークとか砂とかが目に入ってしまう程度の所まで
ビレイヤーにアクシデントがあったときにもグリグリは非常に有効だと思います。

でも、それよりも重要だと思う部分があって、、、
本質的な部分でビレイする時って自分の本気トライの合間にするわけだから
ずっと気を張ってるのは現実的ではない気がするんですよね〜

一瞬の気のゆるみで・・・なんてよく言うけど
人間ひたすら張り詰めた状態を維持できないわけですよ(笑)

核心部では集中するけどそれ以外では(良い意味で)手も気も抜く。
右手さえ放さなければクライマーが想定外の不意落ちをしても
フォローアップはできるわけだし。

そう言う意味でグリグリはビレイデバイス自体が
ビレイヤーのフォローしてくれるから安全性が高いと思うんですよね。

去年城ヶ崎(ファミリー)であったグランドフォールとか
クライマーがセルフ取ったらビレイヤーも休むってのが正解だと思います。

ただし安全面を考えたらビレイ側ロープを結んでおくとか
ちょっとした工夫は必要ですよね。

グリグリでもロックが効いた状態で手を放したい場合は
末端側を結べば安全に手を放すことができます。

こういう情報が全く出てこない状況で
根性論的に「集中してビレイを・・・」と言うだけでは
全体として安全な方向に行かない気がします。

我々クライマーは登りに行ってるのであって
ビレイしに行ってるわけではないから。

逆に言うと登る側もビレイヤーの集中力が切れる前に
壁から離れるようにしないといけないんでしょうね。

命を託している人がその任を放棄したくなるような時間
登り続けてはいけないと言うことでしょう。


グチャグチャ色々書いちゃったけど
みんな安全に楽しく登れると良いですよね〜♪
by kunkung | 2010-10-26 15:21 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(13)

グリグリの科学

時間できるとギアネタに走るアイロン日記へようこそ!
今回はグリグリ、何が安全で何が危険なんでしょうか?
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まず、当たり前ですが説明書を読みましょう(笑)
ここに書いてあることはそれ以上の部分についてです。
またここの情報を元に事故が起きたとしても責任は持ちません。
オウンリスクでお願いしますよ〜

・基本編 グリグリは何故止まるのか?

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まずは説明書通りにロープを通してみましょう。
上に伸びるのがクライマー側、
下に降りてるのがビレイヤーが持つロープです。
この状態でロープは緩やかにS字を画いているのがわかります。

ここでグリグリを閉じてカラビナにセットするのですが
今回は開けたままでビレイヤーが落ちた時を再現してみましょう。
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赤矢印の部分でカムがロープを挟み込んでいるのがわかります。
グリグリはこの挟み込みの力でロープをロックするわけですね。

ちなみにこのカムは上に跳ね上がった状態の方が
中心点から周辺までの距離が近くなるのがポイントです。


・実際にグリグリがどのような作用でロックするかを見てみましょう。

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1.クライマーが落ちると上に伸びるロープが急激に引かれます。
2.青矢印の部分の摩擦力でカムが跳ね上がります。
3.上に書いた挟み込み効果でロープの繰り出しが減速します
4.クライマーの落下速度は変わらないためにロープの入りと出で速度差が生じます
5.この差を埋めるために緑矢印の部分が短くなるようさらにカムを跳ね上げます。
6.3に戻る

この繰り返しでロープは完全にロックするわけですね。

ここでのポイントは「2」部分の摩擦力で
摩擦が足りずにカムが跳ね上がらないと
それ以降に繋がらないので全くロックが効きません!

逆に言うと一度カムが跳ね上がれば自動的に挟み込みの力が増えて
殆ど力を入れずにクライマーのフォールを止めることができます。

そこでやっとビレイヤーに話が行くのですが
右手でロープをしっかりと持って減速すれば
「2」の摩擦の有無にかかわらず
ロープの入りと出で速度差が生じ直接「4」にいけるわけです。

つまりグリグリの安全な使い方は
いかに右手でロープをしっかりと確保するかなのですが
ここに落とし穴があるんですね〜


・リードビレイと繰り出し

タイトルでわかると思いますがリードビレイをするときに
クライマーが素早くロープを手繰ると誤作動で
グリグリがロックすることがあります。

これを解除するために
「左手でカムを押さえて右手でロープを繰り出す」
このような操作が昔の説明書には書いてありました(今も書いてるのかな?)
私の勘違いだったようです、、、下のコメントを参照してください。


これはキーポイントになる右手を完全に放してしまうので
とてもお勧めできる代物ではありませんが、
実際にロックしてしまったときには一番有効だったりします。

8a.nuには新しい方法として安全な繰り出し方があります。
この方法で殆ど対応できるのですがたまにロックしてしまうと
解除するのはなかなか難しい・・・

とするとビレイをするときになるべく通常の繰り出しや
8a.nuの方法を使って、ロックしてしまったときに必要最低限の範囲で
「左手でカムを押さえて右手で繰り出す」のが現実的です。


これらのことを色々と検証した結果、
ロックしにくいロープを使うと安全につながる! これが私の結論です。
しかもロックしにくいロープだと適度に流れて衝撃も少なくなる特典付き!

相性が悪いと噂されている滑べりやすいロープ、
私は非常に使いやすいと思うのですがいかがでしょう???

※注意 
ロアーダウンも含めこれらの操作は
右手でのロープの押さえが非常に重要になります。
安全第一に手袋着用を推奨します。



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ちなみにグリグリで使う安環はD型を使用すると
メジャーアクシスの位置でカラビナが安定するのでお勧めです。
またサイズが小さい方がグリグリが上下に動かなくて快適です。
by kunkung | 2010-10-21 23:48 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(15)

グリグリとベアール 

平山ユージがコブラ登ったみたいです。
吉田さんがあんなに苦労しているルートを・・・スゴイですね〜 \(^_^ )/
こんどはマーズを登ってグレーディングして欲しいな〜♪

さてさて、先日の小川山での事ですが
一緒に登ったマイクがベアールの新品10mmロープを使ってました。
思わぬ所でグリグリとベアールロープの実際を体験できちゃいました。

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そんなこんなで相性の悪さで悪名高いグリグリとベアール細径ロープだけど
実際使ってみると噂とは正反対に 「とても良い゚+.(・∀・)゚+.゚+.゚」

何が良いって♪
グリグリ最大の欠点の「ロープの繰り出しでロックする」ことが無くなり
カムを押さえてロープを繰り出す必要が無くなって安全性が高まります。 ←かなり重要

しかも
カムが効き始めたときの「ガツン」って感じの止まり方が無くなり(微妙に流れる)
ビレイヤーが飛んじゃう率が下がります ←たぶん
こんな日記書くならマイクの体重を効いておけば良かったな(笑)

そして
フォール時のロックも最初こそ流れる物のカムが効き始めれば
そこからは殆ど握りこまずに制動することが出来るしデメリットも殆ど感じません!

なんて素晴らしい組み合わせなんでしょう♪
これでベアールロープの耐久性が高ければお勧め度No.1になるんだけどな〜(笑)

ロワーダウンの時だけはロープが流れるからちょっと注意が必要だけど
ATCでだって細径ロープは注意が必要だしグリグリだから・・・って事はありません。

「手を離してたらロックしなかった」とか言うアホな話はともかく
普通にビレイするには細径ロープとグリグリの組み合わせはとても好印象です!
何で世の中はこんなにこの組み合わせを忌み嫌うんだ???
by kunkung | 2009-09-16 19:06 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(11)