石と岩と登りの関係 その2

前回は花崗岩の基本的な特性とクライミングに付いて書きましたが
今回はガマスラの崩壊について。
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花崗岩は長石が風化すると粘土質の土に、
残った石英は結晶のままポロッと落ちて砂になります。
これらの出てきた大小の粒子を合わせて真砂土といいます。

この真砂土が川に流されると比重などで別れて堆積して
白い砂浜になったり、粘土鉱床になったりしますが
小川にような山の中ではまだ大小の粒子が入り混じった状態で堆積しています。

真砂土&土砂崩れをググるといろいろと情報が出てきますが
ザクッと書くと粘土質の細かい粒子と石英質の砂が混じったところに
水が流れたら細かい粘土質が先に流れ出ていきますよね。
粘性が殆ど無い石英の砂になったらば崩れるのは時間の問題って話です。

あとは木の根がどのくらい耐えてくれるかって話になってくるんだけど
木の根が激カチ(なの?)で耐えてる岩表面の結晶も
雨で侵食されるとポロッといっちゃうんだよね〜
ここでも長石が酸に弱いってのがネックになってます。

まあ花崗岩体の土はこんな感じだから岩の斜面に張り付いている土は
剥がしやすく復活しにくいのです。
そして一度崩れると大規模に崩れやすいってのも覚えておきましょう。


今回はガマスラの基部が大崩壊したみたいですが
人的な被害がなかったのは良かったですね〜

話によるとガマスラの基部からガマクラックの方面にかけて土が流れたみたいだから
ガマクラックエクステンションとかできてないかな〜なんて勝手なことを思ってみたりしてますw



※おまけ情報
花崗岩は長石の風化以外にも熱で壊れたりもします。
石英と長石の熱膨張率が違うので急加熱(急冷却)すると
結晶がぱちんと弾け飛びます。

なので濡れたホールドをバーナーで乾かして・・・なんてやると
乾かしたかったキーホールドの表面がパチンと弾けたりすることになりかねません。
岩にバーナー使うのはやめましょうね〜


おしまい


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by kunkung | 2018-10-11 23:14 | クライミング | Trackback | Comments(0)