人気ブログランキング |

続・グリグリの科学

Slaveなアイロンも明日まで! 今週末は最後の小川に行くぞ!!!
その前に登りに行ってないときのギアねた第2弾ですよ〜

前回に引き続きオウンリスクを理解できる人のみ読んでください。
わたしゃ何の責任も取りませんからね〜

この前書いたグリグリネタに良いコメントが大量に付いておりますが
RSSで読んでる人は見れないんですよね〜 
見たい人はブログページにお越しください、お勧めですよ(笑)

でも一番重要な所だけは本文に掲載させていただきましょう。
climbworksさんさんにコメントしていただいた
右手人差し指でシェルは持たず、
親指だけでカムの持ち上がりを抑える方法。
c0173794_13444591.jpg

文章だけを見た感想はグリグリが安定しないから難しそう・・・と
思ったけど実際にやってみると非常に好印象でした。

右手をロープから放す必要もないし
左手で上手くクライマー側のロープを操作すれば
全く問題なく繰り出しができます!

ただロープが一度ロックしちゃったときに
親指だけでカム解除できるかは不明・・・
これがちゃんとできるようならかなり有望ですね♪

岩場でちゃんとテストしたい物ですね〜
ビレイテストのクライマーは誰が良いかな〜 ( ̄∀ ̄メ)ヒヒヒヒヒ

その他前回書ききれなかったグリグリの豆知識

・ロワーダウン
c0173794_13501257.jpg

c0173794_13501523.jpg

説明書には写真のようにロープをくるっと回すと書いてあります。
この方法だとロープもキンクせずに抵抗も適度について
ロアーダウンが非常にしやすいのですが・・・


岩場で見ると真横に出している人も多々います。
c0173794_1350029.jpg
こんな感じでロープを真横からだしてロアーダウンすると
ロープが激しくキンクします。

ATCを使ってる人も同じ原理でロープの入りに対して
曲がった方向で制動をかけるとキンクします。

キンクしたロープは危険だし使いにくいのでやめましょうね〜


・禁断の流し技

グリグリは流せないという噂が多いのですが
実際には左手のロープを強めに握ると流せます。

これは説明書には「ロックが効かなくなるのでNG」とあるのですが
流す=ロックさせないだからある意味正解なんですよね(笑)

太いロープの時には特に有効で
「ガツン」と止まることが無くなって衝撃荷重が減ります。

もちろん右手を放さないことが大前提で
右手の動きから考えると50cm〜1mくらい流れるようです(たぶんね)

当然ですがこの技術は手袋の使用を前提としています。

この方法は書くかどうか悩んだんだけど
安全か危険かをそれぞれ読んだ人が判断して
実際に行うか決めればよいかと思って書きました。

ビレイポイントに安全に動けるスペースがあるならば
体を浮かせたり移動してショックを吸収する方が確実です。

これらの判断に不安がある人は使うべき技術ではありません。


c0173794_1447296.jpg


アイロンの本音

グリグリのメリットって言うと
心臓発作や落石みたいにやばい物から
チョークとか砂とかが目に入ってしまう程度の所まで
ビレイヤーにアクシデントがあったときにもグリグリは非常に有効だと思います。

でも、それよりも重要だと思う部分があって、、、
本質的な部分でビレイする時って自分の本気トライの合間にするわけだから
ずっと気を張ってるのは現実的ではない気がするんですよね〜

一瞬の気のゆるみで・・・なんてよく言うけど
人間ひたすら張り詰めた状態を維持できないわけですよ(笑)

核心部では集中するけどそれ以外では(良い意味で)手も気も抜く。
右手さえ放さなければクライマーが想定外の不意落ちをしても
フォローアップはできるわけだし。

そう言う意味でグリグリはビレイデバイス自体が
ビレイヤーのフォローしてくれるから安全性が高いと思うんですよね。

去年城ヶ崎(ファミリー)であったグランドフォールとか
クライマーがセルフ取ったらビレイヤーも休むってのが正解だと思います。

ただし安全面を考えたらビレイ側ロープを結んでおくとか
ちょっとした工夫は必要ですよね。

グリグリでもロックが効いた状態で手を放したい場合は
末端側を結べば安全に手を放すことができます。

こういう情報が全く出てこない状況で
根性論的に「集中してビレイを・・・」と言うだけでは
全体として安全な方向に行かない気がします。

我々クライマーは登りに行ってるのであって
ビレイしに行ってるわけではないから。

逆に言うと登る側もビレイヤーの集中力が切れる前に
壁から離れるようにしないといけないんでしょうね。

命を託している人がその任を放棄したくなるような時間
登り続けてはいけないと言うことでしょう。


グチャグチャ色々書いちゃったけど
みんな安全に楽しく登れると良いですよね〜♪
トラックバックURL : https://crazyjam.exblog.jp/tb/15353494
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented at 2010-10-26 18:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by こばやん at 2010-10-26 22:16 x
アイロンさんの本音・・・・ふむふむ。
なるほど・・・と、思えますね。

でも、個人的にはグリグリよりATCの方が安心感を持ってしまいます。
ただ、おいらのような重い人はグリグリの方が安全度が高いんでしょうね。。。。。

こんど、被験者に立候補しましょうか?
重い人の方がいいでしょうに。

報酬は、パンパース1か月分で(笑)
Commented by こばやん at 2010-10-27 00:05 x
そうそう、グリグリのロープの出し方とか
こういう豆知識は、非常にありがたいですね。
なんとなく理解しているけど、なんでだっけ?
ってな事がよく書かれているので・・・・役に立ちます。
ではでは♪
Commented by climbworks at 2010-10-27 00:17
よい記事になりましたね!
また、私の方法を紹介してくださってありがとうございます。

補足すれば、正確には、右手親指で押さえているだけでなく、同じく右手人差し指の第2~第3関節あたりで、シェルの折り曲げてある部分にあてがうようにして。ロープ繰り出し時にグリグリを安定させています(右手でロープを握ったまま、親指でカム部を押さえると、おのずとそうなるのですが…)。

ちなみに、体験上、親指だけでカムを押さえている程度では、クライマーがフォールした場合でも、力負けして、しっかりロック動作に入ると思います。
逆にシェルごと手全体握りこんで繰り出す方法では、パニック時にギュッと握ってしまい、そのためカムが持ち上がらず、ロープロックしない/しにくくなるのではないかと思います(過去のグリグリ制動不足事故はほとんどがこれじゃないかと睨んでいます)。
Commented by climbworks at 2010-10-27 00:18
(続きです)
あと、ロープをクルッと巻いてロワーダウンさせるのは、ペツルのフレイノというサブゲート付き環付きカラビナを使うと、もっとも適正な位置でロープをコントロールすることができます。
でも、フレイノってバカ高なんですよね。安全にかかわるギアはもうちょっとメーカーも安くするべきだと思うんですが。

「本音」の部分は、共感できるところもありました。いつか飲みながらでもギアや技術談義させていただきたいですね(笑)。

長々と失礼しました。
Commented by たにまり at 2010-10-27 21:07 x
いつも勉強になります。
今はATCしか使えないけど、ロックのきくビレイ器使えるようになったほうがいいのかなと思いました。
普段行ってるジムではグリグリが使えないから、やっぱりスマートですかね…。
Commented by アイロン at 2010-10-27 22:39 x
こばやん
ATCとグリグリは車のAT車とMT車の関係みたいだよね。
操作は煩雑だけど集中していれば操作すれば
思い道理に動かせるATC(MT車)
基本的な部分で大過なく楽して動かせるグリグリ(AT車)って感じ?

テストはこばやんだと大変そうだからパスで(笑)
Commented by アイロン at 2010-10-27 22:46 x
climbworksさん
元変酋長様に「良い記事」なんて書いていただいて
光栄の極みです+.(・∀・)゚+.゚+.゚

安全に関しては日々考えながらクライミングをしてますが
こういう情報共有ができるのは世界が広がって良いですよね♪

あとギア&技術談義も是非やりたいです、酒は飲めませんが(笑)
次回確実に顔を会わせられるとしたら湯河原の清掃でしょうか?
そのときにご挨拶に伺います!
Commented by アイロン at 2010-10-27 23:04 x
たにまりさん
しばらくはATCでしっかりとビレイの基本を覚えてから
オートロックデバイスに移行するのがお勧めです。

たにまりさんの周りには沢山の仲間がいて
いろいろなデバイスを使っています。

あせらずにしっかりと基本を身につけた上で
某たぬきさんを実験台wに色々試してみてから
自分に合うデバイスを買えばいいと思いますよ。
Commented by ani at 2010-10-28 18:03 x
こんにちは
相変わらず詳細なレポートですね。

私はグリグリを使用しないので、コメントは差し控えようと思ってたのですが、そもそも操作性を犠牲にしてまで、このデバイスをリードビレイに使うメリットをいまだに理解できません。

仲間はビレイヤーに何かあったときというのですが、たとえば操作不能になったときに安全に停止するのでしょうか? またその後のバックアップはどうするのでしょうか。

ジジやルベルソもそうですが、私は基本的にロックしてしまうデバイスが嫌いです。 自分の操作自由が制限されてしまうからです。

11月に遭難救助講習会があるので、そこで様々にテストしてみたいと思います。 そしたらレポートしますね。

なにかテストしたいことがあったら、教えてください。
Commented by アイロン at 2010-10-28 22:09 x
アニマルさん
このデバイスに関して私が感じるメリットは「安全」と「楽」です。
確かにATCよりも操作しにくいと感じることもあるのですが
それほど酷いとは思わないし馴れでカバーできる部分かと思います。

それに対してオートロックなどの安全性は
ATCで後付けすることはできません。

たしかにグリグリを使ったからと言って
万が一の場合に100%止まる保証はないのですが
ATCのように確実にグランドするよりは良いかなと・・・

またハンドドックが長い人(-_-)をビレイするときは非常に楽だし
そう言うときに楽ができる = 必要なところでしっかり集中できると
私は思っているのでこの面でも楽で安全と認識しています。

逆に短くてクリップがシビアなルートなど
操作性の高いATCを使った方がトータルでの安全性が高いと
判断した場合は迷わずATCを使用します。

ATCとグリグリを比べてどちらかが一方的に
良い(悪い)と言うことはないと思いますが
現状では両方比べてどちらでビレイするか悩んだ場合は
安全性に勝るグリグリを使ってます。

遭難救助講習会は面白そうですね!
テストは今すぐ思い浮かびませんがもしレポート楽しみにしてます。
Commented by ngch at 2010-10-29 08:35 x
少し前にマルチピッチの途中で大きく落ちてハンギングビレイしているパートナーに激突しそうになったことがあります。後々パートナーと「もし激突してビレイヤーの手がロープから離れたりしたら危ないよね」と話しました。そんな時はグリグリなら止まるんですかね。
Commented by アイロン at 2010-10-29 12:04 x
ngch さん
マルチとかクラックだとギアが重くなるから
クライマーと激突するとダメージがでかいですよね〜
無事でなによりでした。

手を離してしまった場合ににグリグリで止まるかどうか・・・
大体の場合で止まるんじゃないかなと思います(たぶん)
もちろん保証はないので自己責任で(笑)

ただしビレイヤーの激突したショックでロックが外れたり
ビレイヤーがひっくり返ってロックが効きにくい方向に
ロープが引っ張られて止まらないなどのリスクが考えられます。

なので「グリグリなら止まる」と考えるのではなくて
グリグリなら止まる可能性があるから
「この場合はATCよりも安全性が高い」と考えて
デバイスを選ぶのが正解なのではないかと思います。

ただマルチに持って行くにはちょっと重いんですよね〜
グリグリ2に期待しましょう♪
by kunkung | 2010-10-26 15:21 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(13)