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小川で事故多発

最近登ってないのにこんなこと書くのも何だけど
小川で事故が多発してるみたいですね〜

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緊急 注意喚起
クジラ岩及び石の魂において重傷事案が連続して発生しています。
度重なるクライミング中の事故について、地元も注視しており、より一層慎重な対策を求められています。
技量に配慮し、また、安全対策を十分に行い、クライミングが内包している危険性を十分に認識した行動が求められています。


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最近は事故が多いのはクライミング人口が増えてる側面もあるとは思うけど
(今回の内容は知らないけど)傍から見てると微妙な人たちが沢山いるのも事実だよね〜

技量に配慮して安全対策を十分に行い、、、なんてさらっと書いてるけど
ここで書いてる技量って、岩を見て危険度を察知する能力だったり
ロープワークとかフォール時の体勢コントロールだったりとかの
安全面に関する技量なんだよね。

登る技術はジムで登るとガンガン付くんだけど
落ちる技術はジムだとつかないでしょ?
このあたりの責任を個人だけに持ってくるのはもう無理があるんじゃないかな〜

外岩に送り出す側の責任としてジムでも
落ちると危険なルートとかボルダーとかを設定しても良い気がするんだけどどうなんでしょ?

例えばちょっと硬めの発泡スチロールを岩に見立ててマットの上においておくとか
ルートでも振られて壁に激突するようなルートを2〜3本作るとか
ビレイ地点に傾斜をつけて転びやすくしてみるとかw

こんなジム商業施設としてどうかとも思うけど、
社会的な責任としてそういうことをジムで教える必要がある気がするんだよね〜


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そんなこんなで今年もCC小川ではレスキューとかやるみたいなので
興味がある人は是非参加してください。

私も行きたいけど出産予定日考えるとどうなるか微妙〜w








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by kunkung | 2017-09-05 23:13 | クライミング | Trackback | Comments(0)

皆さん車をジャッキアップしたことありますか?
この実験だと同じくらいの荷重がかかって思ったより大変だったんですよ〜
そんなこんなで昨日の続きで結びのリング荷重テストです、ムギュ〜

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テスト方法は昨日提示した5つの結びを力いっぱい縛って
車のジャッキで押し広げてみました!

テストはそれぞれ2回行いました
記号は解けなければ◯、解けたら×です。

・お馴染みの8ノット(末端処理はなし) ◯◯
・私が使ってる返しに余裕をもたせたYosemite finish figure 8 ◯◯
・Yosemite finish figure 8 No.1 ××
・Yosemite finish figure 8 No.2 ◯◯
・おまけでブーリン ××


8ノットは安定の実力、Yosemite finish figure 8はNo.1とNo.2で大きく差が開きました。
その1でコメントいただいたロープの入る方向(順番?)が肝みたいですね〜

ではその理由を考えてみましょう。

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8ノットが解ける様子を図解してみました(写真の結びだと実際には解けません)

1.まず赤のループ部分にリング荷重がかかると結びを押し広げるような力が加わります(赤矢印)
2.それに伴い青で示した部分が上にせり上がり青矢印のように動きます。
3.ポイントは青矢印の部分で、この肩の部分をロープが通過すると一気に解けます。

Yosemite finish figure 8 No.1はこのせり上がりをガイドするように
ロープが結び目に入っているので強度が大幅に落ちてしまうのでしょう。


おまけの実験で緩めに結んだものも実験してみました。

・お馴染みの8ノット(末端処理はなし) ◯
・私が使ってる返しに余裕をもたせたYosemite finish figure 8 ◯
・Yosemite finish figure 8 No.2 ×

更に一個脱落しました。
肩の部分の通過しやすさを考えたら当然の結果ですね。

そして◯だった2つの結び方も固く結ばって解けなくなっちゃいました。
当たり前だけどどんな結びでも予め力いっぱい結んでおくのが基本です。

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解けなくなった結び目。
ロープはギンギンに伸ばされて弾くとハーブみたいに高い音がw

今回使ったジャッキは1100Kgまで耐えるタイプのものでした。
これがミシミシ言うくらい本気で押し広げたので1000Kg重くらいはかかってると思います。
ループになってるから結び目にはだいたい500Kg重くらいかかってるのかな?
間違ってセルフ取ったりするくらいなら十分な強度ですね。


=====

さて長々とYosemite finish figure 8について色々書いてきましたが、
私はこれを無条件におすすめしているわけではありませんよ〜

JFAなどがおすすめしている8ノット+末端結びに対して
メリットとデメリットがあり、それを明確にしたいだけです。

それらのメリット・デメリットが自分の登りに対してどう影響するのか
結び目にリング荷重がかかるリスクが自分にどのくらいあるのかetc

こういう事を自分で判断できない人や自己責任が理解できない人は
普通にエイトノット+末端結びにしておきましょうね〜








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by kunkung | 2016-02-24 20:19 | クライミング | Trackback | Comments(2)

週末は仕事で岩場にもアイスにも行けなかった悲しいアイロンです。
でもちょっとだけ時間を作ってやりたいと思ってた
エイトノットと末端処理とリング荷重の関係について実験出来ました♪

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世界のTOYOTA純正のスペシャルギアで
色んな結び目をリング荷重でムギュ〜っとなw

条件

ロープ マムートフラッシュ10.5mm 超古いロープです。
測定器 1100Kgまで対応のジャッキ
計測方法 回したハンドルの重さのフィーリング

測定した結びは5パターンです。
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左から
・お馴染みの8ノット(末端処理はなし)
・私が使ってる返しに余裕をもたせたYosemite finish figure 8
・Yosemite finish figure 8 No.1
・Yosemite finish figure 8 No.2
・おまけでブーリン


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Yosemite finish figure 8 のNo.1とNo.2の違いは微妙なのですが
違いはビレイループに至る輪(赤)ロープ末端(緑)ビレイヤー側ロープ(黄色)の関係です。

左がNo.1で赤→緑→黄色
右がNo.2で赤→黄色→緑


前回の考察で疑問だったNo1とNo.2の違いについて
zakiさんコメントを頂いたのでその通り結び方を変えて実験してみました。

因みにその時に拾った動画ではNo.1が253Kg、No.2が610Kgに耐えました。
この位差があれば手回しでも違いを感じられるでしょう♪


続く



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by kunkung | 2016-02-23 19:00 | クライミング | Trackback | Comments(0)

Yosemite finish figure 8

最近FBで話題になったYosemite finish figure 8、
Yosemite finisはもともとは日本でヨセブーとかヘンブーと呼ばれている
変形ブーリンを指す言葉だったみたいだけど
このブログで書くのはエイトノットの変形についてです。

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私も使ってますが結び目はこんな感じです。
下の方がハーネスに付く部分で上にあるループはあえて隙間を開けています。

大フォールで結び目が固く締まった場合にここにカラビナで支点を取り
体重をかけるとほとんどの場合で問題なくロープを解くことが出来ます、お気に入り。

ただ、過去に懸垂下降でロープが解けた事例や
最近FBでリング荷重による解けを指摘した動画(すでに削除されている)が
あったのでどんなものなのか色々調べてみました。

そして今のところのファイナルアンサーがこれ
このブログはvimeo貼れないからリンク見てねw

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上の写真は動画の切り出しですが、左からエイトノット、YosemiteFinish(1)、YosemiteFinish(2)、ブーリン、ブーリン+末端処理(ヨセブーではない)。
これらの結び目をリング荷重でテストした時の強度です。

YosemiteFinishの(1)と(2)の違いがいまいち分からなくて
動画の矢印だと末端の長さの違いに思えるんだけど実際に上の画像でもわかるけど
末端の長さはそんなに変わらないんだよね。。。

とすると違いは何なんでしょう???
あの矢印は結び目を締める時のテンションの強さを表していたのでしょうか?

何にせよ正規の荷重方法だとすべての結び目で700Kg重以上を耐えて、
リング荷重だとYosemiteFinishの弱い方でも253Kg重に耐えるみたいです。

リング荷重がかかる可能性とその時の荷重を考えて、この数字をどう解釈するか。
Yosemite Finishを使うかどうかはその辺りを考えて決めるのが正解なんでしょうね。

公におすすめされている方法ではないし自己責任が理解できない人は
普通にエイトノット+末端結びにしておきましょうね〜

それにしてもブーリン+末端処理の強度と結び目の小ささが素敵です♪





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by kunkung | 2016-02-05 20:41 | クライミング | Trackback | Comments(2)

セルフレスキュートレ

お久しぶりのレスキュートレ♪
今回はM組に初めて参加せせてもらいました〜
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盛りだくさんの内容は下記の通り

1.シュリンゲ、ロープの結束方法
ダブルフィッシャーマン、ブーリン、シートベント、エイトノット、インクノット、半マスト、シェーズガンス

2.支点の作り方
シュリンゲを使った方法(流動分散、固定分散、流動分散+インクノット)、メインロープでシートベントを使った方法、草に支点を作る方法

3.シュリンゲで簡易ハーネス、チェストハーネスの作り方

4.肩がらみ

5.半マスト懸垂、半マストでリード、セカンドの確保

6.懸垂下降時のロープの結束方法について(エイトノット+オーバーハンドノット、またはオーバーハンドノット+オーバーハンドノット)

7.宙吊りからの脱出(プルージック登攀、クレムハイスト登攀、タイブロック登攀など)

8.1/3、1/6引き上げ法

9.懸垂下降時の仮固定および懸垂下降時のオートブロックによるバックアップ

10.ロープを継ぎ足しての懸垂下降

11.ビレイヤーの脱出(仮固定)

12.ラッペル、カウンターラッペルでの負傷者搬出

13.リーダーレスキュー

14.人工登攀

15.ハーケン打ち


殆どわかってる人前提でサラッと思い出し便って感じの講習でした。
私も当然知ってる内容がほとんなんだけど実際にリピートするとアタフタ(^_^;)
やっぱり定期的にこう言うトレーニングしないと駄目だよね。

初参加のグループでだけに同じ内容でも方法論が違ったりして面白かった!
引き出しを増やせるのはいいことだよね。
今までのやり方との整合性をつけてどういう場面でどういう方法が
一番いいのかまた時間が有るときに考えてみよう。


Mさん始め皆さんありがとうございました♪
また機会があればよろしくお願いします\(^o^)/



---おまけ---

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この秋には2015クリーンクライミング小川でもセルフレスキュー講習会をやります。
オフィシャル(?)はここで去年の様子はこんな感じでした。
私を含めフリークライマーはなかなかこういう機会が無いから時間がある人は是非参加しましょう♪




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by kunkung | 2015-08-09 13:10 | クライミング | Trackback | Comments(0)

ビレイの科学 その3

この前書いたビレイの科学では具体的なデバイスや方法論にはあまり触れずに
ビレイヤーが行うべき仕事(結果)について言及しました。

そこで書いたことを出来るのであれば基本的にはどんなやり方でもOKなんだけど
実際には理想的なビレイを出来ないこともあります。

こういうこと書くと落石とか心臓発作とか極端なイメージをしちゃいがちですが
実際にはチョークが目に入ってクライマーを見てられないとか
前回のトライで疲れちゃって集中力が続かないとかw
ちょっとした部分だけど危ない場面は多々あります。

本当は全ての場面で集中してビレイしてくれる人が一番なのですが
現実的に人間の集中力には限界があるし
ヒューマンエラーが起きないことを前提としたシステムより
エラーが起きてもバックアップ出来るシステムのほうが安全性が高いので
そのあたりもカバーしたビレイヤーのほうが安心感があって良いですよね♪
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ということで私が勧める「ビレイの三種の神器」
・手袋
・ヘルメット
・グリグリ2(他のブレーキアシストデバイスでもOK)

当たり前ですがこれらを使わないからと行って絶対に事故などを起こすわけではなく
この道具を使ったから絶対安全なビレイにもなりません。

同じ状況で使ってる場合と使ってない場合を比べると
事故や危ない事になる確率が低くなるだけです。

ビレイにかかわらず安全に関しては近道が有るわけではなく
ロジカルに地道に危険を排除していくのが大事なんですよ〜


・手袋に関してはここでも書きましたが私はビレイデバイスの一部だと考えています。
そもそもビレイとはビレイヤーの運動エネルギーを・・・ってうんちくは
上のリンクをたどって読んでもらうとして手袋してると
万が一ロープに引きずられて倒れても手を怪我しにくいんです。

人間痛みがあると力が抜けるものだから
熱かったり手をずったりすると本能的に力が抜けたりロープ離したりします。
手袋してれば相当痛みをカバーしてくれます。

あと指皮のためにも手袋はしておいたほうがいいですよ〜


・ヘルメットもね、頭ぶつけると一瞬クラッと来るんだよね。
これも人間そういういきものだからしょうがないの。

そもそも論的にビレイって1本目プロテクションの下でするものでしょ?
だからトラバースルートとかでない限りクライマーが
ヌンチャクとかカムとかヘキセンの束(実話)とか落とすと
ビレイヤーに直撃する可能性が高いわけです。
あと出だし核心だとクライマーが落ちてくることもあるしねw

ビレイヤーがクラクラしてる時に落ちなきゃ良いんだけど
必ずしも落ちないわけじゃないし
逆にふらついたビレイヤーがクライマーを引っ張ることも考えられるから
ヘルメットはしてくれてるビレイヤーのほうがイイな〜


・最後はグリグリ!
ダブルロープ使うまではグリグリ2以外のデバイスは考えられないと思ってたけど
最近はATCを使う人の気持ちも多少は分かりますw
でもシングルロープに限って言えばグリグリ2だよね〜

結局最後の最後、ビレイヤーが手を離したちゃった時のバックアップって
こういうブレーキアシストタイプのものしか無いんだよね。

これ言うと「グリグリだから必ず止まるわけじゃない」って言う人もいるんだけど
ATCとかは確実に落ちるでしょ? 
どっちが安全性が高いか考えるまでもないのです。

懸案だった操作性もグリグリ2になって全く問題無くなりました。
ダブルロープを使う人は慣れの問題でATCと悩む部分はあると思うけど
シングルロープしか使わない人はグリグリ2がオススメです。

勿論ほかのブレーキアシストタイプでも良いんだけど
信頼性とか※マジョリティのメリットを考えるとグリグリ2がオススメだよね〜

※マジョリティのメリット
周りの人が同じものを使っていると自分が変なことをしている時に
色々とアドバイスを受けられる可能性が高いのです。



ここで書いた道具はあくまでも同じ条件で比較すると安全性の高いものです。
使いこなせていないとか、このギア使うから安全マージンを削るととかすると
悪い方向に行くことも往々にしてあります。
基本的なことを守った上で使いましょう。

おわり







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by kunkung | 2015-05-29 18:49 | クライミング | Trackback | Comments(0)

ビレイの科学 その2

昨日の日記ではビレイヤーができることは意外と少ないと書きましたが
それをひとつひとつ丁寧に見て行きましょう。

1.声をかける 

足にロープが絡んでいたり逆クリップしているときは
声をかけるのがビレイヤーの責務です。

逆に落ちそうなときに「落ちるな〜」と声をかけても無駄なので
そういう時は応援しつつ落ちた時にどういうビレイをするか考えましょう。


2.出だし付近ならビレイ位置を変更する・スポットする

これは一本目前後でクライマーがプルプルしてる時に有効です。
自分が怪我をしない位置でクライマーが落ちた時にしっかり止められるように
ポジションを確保しましょう。


ここまでがクライマーが落ちる前にするべきことで
ここから下はクラマーが落ちた時にどう対処するかの部分です。


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上の図は昨日書いた「最短で止める」「流す」「落とす」と言う3つの技術をグラフ化したものです。


グラフの見方は線の高さがスピードを、横方向が経過時間を表しています。
線の角度は加速度を示して急角度なほど急加速している状態です。

制動中の加速がグラフのような直線になるのかは分かりませんが
概念としてそれほど問題にならない部分なので細かいことはスルーしましょうw


クライマーが星の地点でフォールした場合、素早く確保体制に入ったとしても
ランナウト分やロープのたるみなどである程度フリーフォールします。
フリーフォールしている間は経過時間の自乗に比例してスピードが上がり、
ロープのたるみが無くなった時点からやっと制動が始まります。

ではそこからの制動の仕方を詳しく見てみましょう。


3.最短で止める

これはビレイの基本の「き」ですね。

なるべく素早くビレイを開始して速やかにスピードを落とします。
プロテクションに掛かる負荷は大きめですが
ボディビレイの場合どんなにピタッと止めようとしても
体が持って行かれて衝撃吸収されるので
ボルトルートや一般的なNPでは問題になることはありません。

逆に微妙なNPやアイスなどプロテクションがプアな時は下記の
流すテクニックを使用します。


4.流す

微妙なNPやアイスなどプロテクションがプアな時に使用します。
普通のボルトルートで使うことはあまりありません。

やり方はビレイの衝撃に逆らわず体を移動したり、ロープを握る手をゆるめたり(ATC)
左手を強く握る(グリグリ)など色々な方法はあるのですが大事なのは
「制動が始まってからクライマーが止まるまでの時間を長くする」ことです。

制動が始まるタイミングは「最短で止めるビレイ」と同じで、
そこからの制動をゆるめにして制動時間を長くすることで加速度を緩くするのが目的です。

これによってプロテクションに掛かる負荷が減るので
単純にフリーフォールを長くする「落とすビレイ」とは明確に区別しなくてはいけません。


5.落とす

流すに対して落とすとはフリーフォールの距離を長くすることを言います。
フォールした部分に岩の出っ張りがある場合や前傾壁などで
ピタッと止めると振られて岩に当たる可能性のある場合に使います。

またナッツなど振られ落ちすると外れる可能性があるプロテクションでは
クライマーを落とすことでナッツが効く方向に力がかかるようにすることもあります。

とくに前傾壁でよく使うテクニックですが
落とすとクライマーの落下スピードが加速度的に上がって危険が増すので
必要最小限に抑えることが重要です。

またクライマーの落下速度が増えてから制動をかけるので
結果として制動時間が伸びますが
上記の流すのとは違い加速度としてはピタット止めているのとあまり変わりません。

スピードが出ている分プロテクションに掛かる負荷は一番大きく
NPなどで落とした場合は流しながら止めることも検討しなければいけません。
その場合落下距離はかなり伸びます・・・

クライミングではグランドフォールやテラスへの激突などが
一番ダメージが大きくなる可能性が高いので
ルートの出だしやテラス付近などで落とすのは禁忌です。

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ビレイはまず声をかけたり良いビレイポジションをキープして
もしクライマーがフォールしても安全が保たれるように下準備をした上で
フォールしたらば最短で止めることが大事です。

最短で止める場合よりも流したり落としたりしたほうが
怪我などをする可能性が少ない時のみそれらの技術を使いましょう。
その場合、何故その技術を使うのか理解した上で流したり落としたりするのが良いと思います。


おわり



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by kunkung | 2015-05-21 19:39 | クライミング | Trackback | Comments(0)

ビレイの科学

今日は危険ルートネタの続きで安全を考えたビレイネタ〜
無事故はクライマー共通の願いだと思うけど
実際に願っているだけで行動しないと何も始まらないからね♪

この辺りも絡んてくるから興味があれば読んでね♪

そもそも論的にビレイって安全に墜落を止めることが大事です。
じゃ反対に危険て何さ?って話になるんだけど
そこをちゃんと理解出来てる人が少ない気がします。

クライミングにおける危険とはクライマー(ビレイヤー)が
事故や怪我など良からぬ事が起きる可能性がある状態をと考えるのが普通だと思います。

正確なことはググるなり辞書調べるなりしてもらいたいのですが
要するに安全とか危険ってのは可能性の問題で確率論だということを理解しましょう。

危ないことをしたからといって絶対に事故などを起こすわけではなく
逆に絶対安全なビレイの仕方なんてのもありません←これ重要

オールドクライマーの中では「俺はこのやり方で無事故!」とか
「こんな事が起きたらお前の安全策は無意味」とか主張する人もいますが
そういう人はハイハイと言って改心するまでスルーましょう。

安全に気を使う私達は与えられた条件の中でより良い選択をし続ける事で
事故になる確率を限りなく低くしていくことが重要なのです。

じゃ具体的にどんなビレイが良いのさって話になってくるんだけど
私のブログでは危険要因とできることを分けながら考えていきたいと思います。
(長くなる予感w)

※ビレイに際して手袋をするとかヘルメット被るとか壁から離れないとか
アタリマエのことは書かないから興味がある人は過去日記見るなり
ググるなりして調べてください。


ではクライマーに危険(良くないことが起きる可能性)がある場合。
ビレイヤーは何を出来るのかというところから考えていきましょう。

まずは具体的な危険の想定から

・ランナウトして落ちる
・ロープが足に絡んでる
・プロテクションセットがちゃんとできていない(逆クリップやボルト不具合、カムが微妙etc)
・振られ落ちする可能性がある場所で落ちる(ハングやトラバース)
・ロープが流れない
・ロープの長さが足りなくてロアーダウンできない
・落石を受ける、ホールドが剥がれる

代表的な危険はこんな感じでしょうか。

ロアーダウンでのロープの継ぎ足しはこの辺りを見てもらって
実際にクライマーが登っている時にビレイヤーが出来る事は5つだけです。

1.声をかける 
2.出だし付近ならビレイ位置を変更する・スポットする
3.最短で止める
4.流す
5.落とす

1と2はフォール前に行うことで3〜5はフォールしてからの対応です。
どれも登ってる間にどのようなことが起きるかの想定が出来ないと出来ません。

ビレイヤーができることって意外と少ないんですよね!

つづく







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by kunkung | 2015-05-20 21:37 | クライミング | Trackback | Comments(6)

先月行われたクリーンクライミングでのセルフレスキュー講座
とっても勉強になりましたね〜 

私的なまとめはこちらに書いているのですが
当日に配布されたプリントがとても良かったんです。

表面には緊急時に必要な対応や救急要請方法などが
裏面には救急要請段階で必要な情報がまとまっていて
万が一の時はこの紙を見ながら救助要請などを行える
非常に合理的なものなのです。

大体の場合、事故を起こした時はパニックになるから
その場で冷静な判断をすることは出来ないですよね〜

だから
・予め起こりえる状況の想定とそれ対処方法を決めておくこと。
・対処方法の予行演習をしてスムーズに行えること。

この2つが非常に重要になるんです。

そういう意味で万が一でパニックになった時に
対処するべきことが一覧になっているプリントがあると
非常に有効だと思います。

ということで実物をどうぞ!
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私のブログで配布することを快くOKしてくれた
作成者に感謝m(__)m


ちなみに裏面にあるGPSポジション
「GPSなんて高級品皆んな持ってないよ〜」と思って
前回のまとめには書いていませんが
iPhone標準のコンパスソフトであっさりで取れました!


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赤で囲った部分の数字がGPSポジションです。
Androidも調べれば似たような機能が有るみたい?
半径200mくらいの誤差があったとしてもそのくらいなら声が届く範囲でしょ?
あるものは有効活用しないとですね〜


さて上に添付したデータはプリントに耐えられるだけ解像度でアップしました。
実際にプリントアウトして書けるところは記入した上で
クライミング時に携行するのがいいと思います。

事故とかで使いたくはないけど
万が一の時にこういう備えがあるのと無いのでは大違いだからね〜

治にいて乱を忘れず
必要なことはしっかりと備えてから遊びましょう♪



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by kunkung | 2014-10-16 23:38 | クライミング | Trackback | Comments(4)

今年も参加しました、クリーンクライミング小川♪
今回はレスキュー講習会メインで進行しました!
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9/27 小川山 クリーンクライミング小川

私のように山岳会などに所属してないフリークライマーは
なかなかこういう機会がないから良い勉強です♪

内容はクライミングの実際に即してファーストエイドから
レスキューの呼び方まで盛りだくさん。
AEDとか山の中で出来ないことはざっくり切り落として
クライマー目線の知りたいことがたっぷりでした!

講習内容の個人的まとめ

・事故が起きた時はまず助けに行く場所が安全かどうか確認する。

・出血がある場合はまず止血
直接圧迫止血を行う(傷口を上から直接押さえる)
骨折していようが痛かろうが出血を止めるのが先
圧迫止血は体重をかけるくらいの力で行う
そのまま体の端から中心に向かってグルグル巻にする

・止血するときは要救の血に触れないようにする。
ゴム手袋、ビニール袋、ウィンドブレーカーなど
あるものでなるべく遮蔽する。


・119番に一刻も早く連絡(応急処置とは平行して行うと望ましい)
小川の場合はかなりのエリアで携帯電話がつながる。
小川では「兄岩」「二峰」などエリア名を消防と共有している。
119番でどうするか指示を仰ぐ
連絡の電話番号を2〜3個伝えておく(連絡先が1つだとかなり必要な連絡が取れない場合がある)

※連絡の時伝えたい情報

要救助者の、氏名、年齢、血液型、住所

要救助者の状況 呼吸は? 意識は? 出血は? 骨折は? 
歩行は困難?可能? 体力は衰弱?平常? その他気がついたこと

事故発生場所
事故発生時間
その時の状況
現在地
パーティー構成 リーダー 人数 

ヘリ対応の場合で必要な場合民間ヘリをしようする?(費用負担する?)

応急手当をする前の傷の状況などの写真があると情報として有効です。


・骨折がある場合(疑わしい場合は骨折として行動する)
まず固定&安静できればアイシング

・傷口はなるべく洗浄する
ペットボトルや水筒に穴を開けてピュ〜っと水を出して洗浄。
水がない場合はコーラでもOK・・・らしい
(ホントなのかな?普通に考えたら緊急用に水を持っていくべきだよねw)


・要救を動かすときは本人に動けそうか聞きながら
気絶や意識が混濁してる時は動かさない
首や腰を打って手足にしびれがある場合は要注意

・自己搬出が可能な場合は一刻も早く麓まで下ろす
アドレナリンが出て痛みがそれほどでもない間に下ろしちゃうのも手
動かせるかどうか悩ましい時は119番で指示を仰ぐ
廻り目平キャンプ場まで下山できればのぞましい。

・自己搬出が出来た場合は自家用車での搬送も検討する
この方が早い場合も多い。
東京方面の場合韮崎などの病院を紹介してもらった方が帰宅が楽だよね。

・自己搬出が不可能な場合は連絡要員をキャンプ場まで下ろす。
連絡要員は2名以上が望ましい、(救急とレスキューが別で到着する場合などが多い)

・緊急時の連絡先などは予めパーティー間で共有しましょう。

・事故を起こした時は廻り目平を管理している山荘に連絡を入れておきましょう。


こんな素敵な講習を企画してもらってほんとうに感謝です。
岩場の名前と位置を消防と共有してるなど
本当に地道な努力をしていただいた上で私達が楽しんでるんだな〜と感じた一日でした。

え? ゴミ拾い? ちゃんとしましたよ〜www









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by kunkung | 2014-09-29 23:55 | その他 | Trackback | Comments(4)