ハンドジャムの科学 -2 順手と逆手

延々と続くジャミングの科学へようこそ
しばらくはハンドジャムで突っ走りますwww

まずはジャム筋を使ったハンドジャムからです。
このジャムではタイトハンド〜ハンドサイズまでカバーします。

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まずはハンドジャムの順手と逆手の
メリット・デメリットと理由について考えてみましょう。

まずは順手のメリットから
・引きつけしやすく次の1手の距離が伸ばせる
・力を抜いてぶら下がった時に肩などの関節に負担が少ない
・体が上がってもジャムがすっぽぬけにくい

次に逆手のメリット
・ジャムがきまりやすく、力も抜きやすい
・今の一手が遠くまで届く(逆手のままだと次の一手の距離は伸びなくなる)
・フレアやシンハンドでも決めやすい

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そもそも論的に逆手だとジャムがよくきく理由は
逆手で決めたジャムに対して赤矢印の荷重がかかると
クラックとの摩擦がジャム筋をふくらませるのをサポートしてくれるからです。

逆に順手ではジャム筋を押し広げるように摩擦が働くので
逆手よりも摩擦×2だけ多く力を必要とします。

ただし逆手にしていても肘が上がってくるとこのメリットは消えるので
肘が上がらないギリギリ当たり(顔の前くらい?)までが引きつけの限界です。

ジャム自体は逆手のほうが決めやすいけど引きつけなどのムーブは順手のほうが有利なので
筋力に余裕があったり岩の形状などを利用して楽に順手を決められる場合は
順手メインで登ったほうがトータルで楽に登れることが多いです。

それから逆手のメリットとしてタイトハンドやフレアしたクラックでも
ジャムをきかせやすいです。
その理由は手首の太さとジャム筋の厚みにあります。

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青い部分がクラックの中を表現しています。
普通は手のひらよりも手首の方が厚いのですが
狭いクラックにジャムを決めようとすると手首が邪魔して
ジャム筋がクラックの中まで入っていきません。

これが逆手だとジャム筋の方が手首よりも先行してクラックに入るので
ジャムをきかせることが出来るようになります。

お〜なんて素晴らしい!
でもこればっかりだと手の送りがちまちまして大変・・・

どうしよう〜って解決法はまた次回〜w






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by kunkung | 2015-03-22 21:05 | クライミング | Trackback | Comments(0)