グランドフォール検証-3 カムと指

先日の日記で間抜けなセットを暴露したアイロンです、こんにちわ
俺のセットが間違ってたんだよ エ〜ン ε=ε=┌(;>△<)┘ と
逃げ出すのは簡単なのですがそれでは浅いのです。

リアルに事故(一歩手前?)を起こした当事者なわけですから
二度とグランドしないようにもう一歩深く検討を続けてみましょう。

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実は私、フォール中にカムが外れたのは2回目で両方ともc0.3です。
ちなみに前回外れたときの日記はこれ

サンプル数が非常に少ないのでc0.3ばかりが外れたのはただの偶然かもしれませんが
今回は思い当たるフシもあるのでこちらのラインから攻めて見ましょう。

まずはc0.3のテクニカルデータを見てみましょう。
キャメロットC4 #0.3 レンジ13.8-23.4mm 強度8kN

このレンジは大嘘で実際にサイズを測るとわかりますが
歯が完全にとじた状態から完全に開いた時の数字をカタログに乗せています。

でも説明書にはこんなふうに書かれているんですね〜
「すべてのカムが50%〜90%とじた状態で
 ステムが予想荷重方向に向いている状態が理想的です。」

結局説明書では「使わないでね」と言うサイズまで
カタログに対応レンジとして記述するなよ(-_-メ)と思うのですが
この二つをしっかりと計算すると真実のレンジが見えてきます。

(23.4-13.8)×0.1〜0.5 +13.8 
= 14.76〜18.6mm

使える幅はたったの4mm弱、
これが説明書通りにC0.3を使ったときのレンジになります。

実際のクライミングではこの幅でパラレルな場所を目視と指で探すのですが、
この指の感触を使う部分に問題を感じるのです。

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実はc0.3(緑エイリアンも)のサイズって私の体だと
人差し指の第一関節が入るか入らないか ってサイズです。

数値的に人差し指第一関節を見ても16〜17mmくらいで
上記適正サイズの丁度中間くらいです。

その指でカムセットするときに目星をつけた場所を軽く擦って
浮いた結晶や砂がないか、激しい凸凹がないかなどをチェックします。
城ヶ崎などではチョークをつけて塩を落とすこともしばしばあります。

今回のことでカムを眺めながら発見したことは
あれ? 指、奥までとどいてないんじゃね

・・・あまりにも単純で見落としてました (ーー;)

じゃ、エイリアンは? と思って比べてみると・・・

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第一関節で止まったとすると奥の歯の位置に指が届くか届かないか

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第一関節が通過出来れば余裕を持って奥側まで指先が届きます。

c0.3だと奥の歯はほとんど指先が届かないと思ったほうがよさそうですが
エイリアンは狭目でも奥の歯までは指先が届いていそうです。

また第一関節が入るようなサイズだとクラックの奥に
歯一枚分の余裕を持って指先でチェックできることになります。
カムの幅ってこういう所でも違いが出てくるのかもしれませんね〜


これを前回の推測とかけ合わせると・・・

指先の判断でパラレルだと思っていたクラックは
3枚目くらいまでしかチェック出来ていなかった。

それより奥は目視で確認したけど暗くなっていて
クラックが広がっているのを見落とした。

その状態でc0.3をセットして昇り降りを繰り返してカムが歩き・・・


未熟と一言で済ませるのは簡単ですが
一つ一つ深く考察していくと新しい発見があるものです。

せっかく生と死の分岐点からこちら側に戻ってきたので
考えて足掻いて次に同じことを起こさないように頑張ってみましょう。


それにしてもc0.3は城ヶ崎クラックみたいに
スパッと割れているところで絶対的な安心感があるんですけどね〜
花崗岩みたいな凸凹クラックだと要注意なのかもしれません。

壊れたC0.3の替りはマスターカム1(青)にしてみようかな〜
それとも新しいスモールサイズキャメロットが出るまで待ってみるか???
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by kunkung | 2012-08-15 15:50 | クライミング | Trackback | Comments(0)