クラック用クライミングシューズの選び方

ここ何年かクライミングシューズは悩みに悩んだのですが
なんとなく先が見えてきたので備忘録も兼ねてまとめてみましょう。
クラック用のシューズで悩んでる人は参考になるかも???
c0173794_1722174.jpg


思い起こせば2009年5月10日に湯川で吉田和正大先生の
クラックシューズを履かせてもらってから長い旅が始まったわけですが
その遍歴はここを熟読してもらうとして、クラックで使うポイントは3つ

・薄くてクラックに突っ込める(足趾は伸ばす)
・ジャムでねじれても足趾が逃げない
・エッジングやスメアリングが最低限はできる

これだけで終わると何が何だかわからないので細かく突っ込んで考えてみましょう♪

1.なぜ足趾を伸ばして履くのか?

自分の手指と足趾を比べるとわかると思いますが
足のほうがはるかに厚みがあります。

私の場合で母趾と手のひら第三関節が同じくらいです。
そこにシューズの厚みが加わるとシューズの幅は
あっという間にシンハンドサイズになってしまいます。

つまりフットジャムがバッチリ入るのは
足趾を伸ばした状態でもシンハンドサイズからで
フェイス用シューズのように曲げた状態だと
ハンドサイズクラックにしか入らなんですね。

私はハンドサイズを卒業してシンハンドのルートにトライする頃に
ジャムが決まらなくなってて散々悩んじゃった訳です。。。


2.シューズは薄いほうがいい

ここまで書けばわかると思いますが
シューズは薄ければ薄いほどフットジャムが効く範囲が広がって嬉しいのです。

そして伸びきった趾を上から押さえつけて
遊ばなくする上でも薄いシューズを選ぶ必要があります。
c0173794_23132848.jpg
足趾を伸ばして履いたときに赤い部分に遊びがあると
エッジングやフィンガーサイズのフットジャムの時に
力が逃げてちゃんと立ち込めなくなってしまいます。

ただし殆どのクライミングシューズは足趾を伸ばして
履くことを想定していないので赤の部分に遊びができます。
だからある程度で妥協する必要はあるかもしれません。


私はなるべく薄めのシューズを買ってそれでも残る隙間は
アッパーラバーを押さえつけながら貼ることで解決してます。
おまけにエッジング性能もアップするので一石二鳥 ( ̄ー ̄)ニヤリ



3.足の裏の形とシューズのアウトラインをあわせる

アイロン理論によると、
元々足の形とシューズの形がぴったり同じなんて事はほとんど無くて
だいたいの人は足趾の曲げ角度でシューズのアウトラインに足の形を合わせてます。

上に出てきた図の赤い部分の素材が伸びるようになってて
そこで個人差を吸収するようになっているわけです。

ところがクラックシューズのように足趾を伸ばして履く場合
この足趾を曲げてシューズのアウトラインに合わせられないので
厳密に足の形とシューズの形を合わせる必要が出てくるんですね。

c0173794_15101382.jpg
多少つま先に隙間があるけどだいたいぴったり
@カタナレースと私の足型(緑)

多少のところは履いていればなんとかなるんですが
部分的に足趾が飛び出していたりするとその趾だけが曲がって
ジャムの時に激痛が走る原因になります。

なるべくぴったりのものを買いましょう。
だいたいあってるシューズをある程度履いて
バーチでリソールするとさらにフィットしてきます。


4.つま先の形は尖ってるほうが良い・・・気がする

c0173794_15323423.jpg
三足のシューズは私の歴代クラックシューズで
赤い線はフィンガーサイズの幅を意味しています。

どれが細いクラックに奥まで突っ込めそうか一目瞭然でしょ?
でもここには落とし穴もあるんですよね〜

そもそも人間の足趾ってつま先に向かってアップトゥしていて
それを相殺する形で厚みがまさない程度に足趾を曲げたとしても
真っ直ぐがいいところなんです。

この足をつま先がとんがったシューズに入れると当然隙間ができます。
c0173794_15351969.jpg
緑の丸の当たりにどうしても隙間が・・・
サイズを小さくして足趾を曲げて行くとぴったりとハマるのですが
そうするとシューズ自体の厚みが増してしまって本末転倒。。。

ランドが直角に立ち上がればフィット感はよくなりますが
フィンガージャムは弱くなりそうでイマイチ・・・

私は緑丸の隙間(エッジング性能)を妥協して
フィンガージャムの性能を取るタイプなのですが
クライミングスタイルによっては逆のパターンも有りなのかもしれません。
実際TC-Proはクラック用だけどランドが直角に立ち上がってるし・・・



5.悩んだらレースアップが無難

クライミングシューズは大量生産品だから
大体の人になんとなくフィットするようには出来てるけど
特定の個人にぴったりとハマることは殆どありません。

しかもクラック用のシューズとなると大きめを買う上に
ランドのアウトラインや厚みやら色々とないものねだりが始まっちゃいますw

なので大きめを買っても紐を締め上げて足にフィットさせることができる
レースアップを選ぶのが無難なんですね〜

ただし足を伸ばした状態でランドから厚みまで
ぴったりと自分の足にフィットするシューズがある幸せな人は
スリッパでも何でもいいはず、あ〜羨ましいw


6.例外もあるよ

実はフィンガージャムだけのルートだと
爪先しかクラックに入らないので足趾が曲がっていても全く影響ありません。

私の場合、明らかに爪先だけしか入らない
細いクラックではテスタロッサで登ることが殆どです。
アダムとかイムジンとか蜘蛛糸とか・・・

でも純粋にジャム登りをしようと思ったら
やっぱり薄いシューズのほうが登りやすいし、
OSトライの場合どちらのシューズで登るか悩むんですよね〜


c0173794_17213991.jpg



まだ細かいところは色いろあるんだけど
大きなところはこんな感じでしょうかね〜
[PR]
トラックバックURL : http://crazyjam.exblog.jp/tb/16598439
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by こばやん at 2011-07-14 23:12 x
あれじゃないかな。
普通は、フェースとかだと足指が、ちょっと丸まるくらいのを履くから、
それになれてると、クラックでマゴつくのかな?
おいらは、そんなレベルじゃないけど、
基本的に、足型が甲高幅広だから、
足指を伸ばして履けるのを選んでます。
なので、まぁ、正解の靴になっているとは思うけど。。。。

シンハンドは、まだまだなんだよね・・・・(笑)
Commented by 鬼平 at 2011-07-15 00:28 x
全く関係のい無い事ですが。奈良県・御手洗渓谷に行って来ました。
ハイキングだったのですが、凄まじい岩だらけで圧倒されました。

アイロンさん達があの岩・崖を登っているなんて想像も出来ないですよ。
ビックリしましたね。
Commented by のたぞう at 2011-07-15 12:25 x
悩むレベルまで達していませんが、これからの購入のためにガシっと頭に入れておきます♪
やっぱりクラックも奥深し。この記事でアイロンさんがカタナの改造にかなりこだわっているのに納得です。
Commented by アイロン at 2011-07-19 16:47 x
こばやん
最初の頃はフェース用よりハーフ大きいサイズで
クラックを登ってんたんだけど、それだと
春うららとかアストロのシンハンドが駄目だったんだ。
でもここに書いてることが本当に正解なのかはわからないけどねw
Commented by アイロン at 2011-07-19 16:49 x
鬼平さん
御手洗渓谷楽しいところですよね〜
この時期は水着を持って行って泳ぐのも最高かも♪
岩は一度登り始めると楽しいですよ〜

Commented by アイロン at 2011-07-19 16:49 x
のたぞうさん
最初は痛くない靴であればなんでもいいと思います。
新ハンドで悩み始めたら連絡くださいw
by kunkung | 2011-07-14 20:03 | クライミング・ギア | Trackback | Comments(6)